*『キング・アーサー』(ガイ・リッチー監督)


 嗚呼またVFX大作かぁ。どうせ敵役が魔物のようになって火を吹いたり気迫だけで相手が倒れるんでしょう。もういいよ!
 とは思ったものの、「アーサー王」のことをよく知らない。円卓の騎士がいたとか、聖剣エクスカリバーが刺さったままくらいしか知らない。(確かミニオンズが引っこ抜いてイングランド王になっていたような・・・)
 これって日本人の常識? いつの人なの? そんなことを知るために観てみた。観てやはりがっかりした。時代背景いつなの? 雰囲気は日本だと戦国以降。しかしアーサー王は6世紀ってどこかに書いてあったので、それなら聖徳太子の頃か。どっから見てもそうは見えないぞ。
 象のお化けや、巨大な塔など「ロードオブザリング」を彷彿させるところもマイナスだ。と、ここまでディスってきたが、この作品は展開が早く、幼少の頃両親を殺されたところから、成長して強くなっていくまでにムダが無い(しかもこの手の作品の中では珍しく、分かりやすい)。だから全然ヒットしないで大赤字だったという前評判を聞いていた割には、そこそこ楽しめた。
 しかしジュ-ド・ロウが、悪役なんて!! ジョニデが悪役っていうのも最近あるし、あぁ時代なんだなー。「AI」の頃のピッカピカ時代を覚えていると切ないな。