*『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

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  タランティーノが好き。ブラピが出ればまぁ観る。レオ様と呼ぶには気恥ずかしいが、まぁ観る。だから楽しみにしていた。願わくばヒマだったお盆に公開して欲しかった。
 ハリウッド全盛の1960年代をオマ-ジュ。なんかティストは違うが映画愛をかたる点では、フランソワ・トリュフォーの『アメリカの夜』のようでもある。(タランティーノにああいう感じの映画が撮れるわけ無く)
 映画館に行って初めて3時間弱ある長い映画と知った。いったいどうして・・・?「シャロン・テート殺人事件」を全く知らないので、事前にウィキっておいたがそれ以外は予備知識無し。そのためマックィーンが出てきたり、ブル-ス・リ-が出てきたり、(特に世の中にブル-スのそっくりさんは多いが、本当に微妙な人を連れてきたものだ)(ブル-スが車に叩きつけられるシ-ンもあるが、きっと熱心なファンが「あれは違う!」と、持論をぶつけるんだろうな。映画だから良いんだよ。『イングロリアス・バスタ-ズ』ではヒトラ-焼き殺しちゃうんだから・・・) ずいぶん楽しい仕掛けが多い。
 ではすごく良いか?と言われればビミョ-。『パルプフィクション』感動後の『ジャッキー・ブラウン』みたいな感じだ。
 肝心のマンソン・ファミリーによる襲撃シ-ンはタランティーノお得意のバイオレンス爆発で、R12くらいでいいのかよ?と心配にもなる。日本では大受けはしないだろう、っていうのが残念。もっと世の中にタランティーノを知らしめたい。