*もっとふわふわした映画かと・・・『花束みたいな恋をした』
有村架純(絹)と菅田将暉(麦)がお風呂に一緒に入ってイチャイチャしてる予告編、てっきり幸せな二人を描き続けるハッピーエンド・ハッピーライフ、タマホームのような映画だと思ってた。
映画特有の偶然の一致ばかりで、その辺は(何だかなぁ~)とは思うのだが、二人の演技は素晴らしいし、舞台が知った場所ばかりなので、もしかして写ってないか自分!?と探してしまった。映画の中では、「ストリートビューに写っている!」と喜ぶ麦なんだが、そんな感じにはもちろんならなかったゾ・・・
そもそも見るきっかけになったのは、職場の同僚が観たよ~って言ったその日のラジオ番組で、女性アシスタントが「DVD化されたら絶対買って見直す!何度か見直す映画になった!」と興奮気味に話していたから。たまたまカーラジオ流していると、こうういう情報に出くわす。
麦君は優しくて彼氏にするなら最高だと思うんだけれど、結婚を考えて就職すると、ドリーマーからリアリストに変わっていっちゃう。あぁこの流れは、『ラ・ラ・ランド』と同じじゃ無いかー!
二人の気持ちがすれ違っていき別れを意識して、「別れを切り出すのは今日だ!」と絹から切り出す。麦君もあっさり了承するかと思えば、目に涙を溜めてやり直そうと翻意。それに納得しはじめる絹。その時近くに座った未だ日の浅いカップルの行動に、自分たちを重ねる。そしてもうあの時の二人には戻れないんだと気付き、二人信号機のそばで抱き合って涙を流す・・・このシーンが秀逸でしたね。一番の泣き所です。
2016年から2021年へと続く話にしているが、おそらく2020の初春からロケをしたんだろう、と思っている。丁度その頃都内に出かけることが多く、2020年春都内の雰囲気もよく出ていた。
映画館はカップルが多く、一人観するのはやや恥ずかしかったが、映画館で観て良かったと思っている。