道路は渋滞、車内は混雑。怒りとやるせなさが交錯した車内、おばさんは人の背中をかき分け出口に向かう、デリカシーの欠片もなく。
バスはシフトアップのたびに良く揺れた(数年に1回くらいはエンストもした)。だが走りは気合いが入っていた。「また赤信号かよ」そんな時にも黄色信号を突っ切って、遅延回復に努めていた。そんな古き良き時代の乗り合いバス。
が、しかし今はどうだ!? まだ青なのに歩行者信号が点滅しているだけで、もう止まる準備している。青になったと思えば、ゼブラゾーンで停止(すでに安全確認しているのに)して安全確認。後ろに付いている車は、当然通過できず。あー可哀想。あの頃のフロンティアピピリッツはどこに消えたんだ、バスドライバー!?
少しでも黄色信号で突っ込めば会社にクレーム電話が入るとか、マスコミから叩かれるとか、防戦一方の運輸業界、ってのは分かる、分かるけどさあ。遅延しない、を第一にテキパキ動いて欲しい。そんな安全運転ばかりならAIに任せておけばいいのに。(今回は全世界を敵に回しているかも知れないな)