metooは映画好きで、ミュージカルも好きだ。だが「ウエストサイドストーリー」は食わず嫌いで避けて通ってきていた。スピルバーグも昔なら飛びついたが、今は避けて通る監督になった。そう音楽で言えば、新譜で必ず買っていた松任谷由実が、いつからかハズレクジになっていって避けるようになったように。
「映画好きなら」「本年度一番の感動作というなら」「スピルバーグならでは、なら」それなら映画館の大スクリーンで(騙されたと思って)観てみようか。候補は他にも『355』(きっとアクションシーン主体で楽しい一時を過ごせるだろう)、『前科者』(日本映画らしく、社会の掟に翻弄された前科者ゆえに考えさせられたり、少しグッとくるんだろう)などあったけれど、全ては昔々感動をくれたスピルバーグに賭けてみることにした。
「WEST SIDE・・・」は現代版「ロミオとジュリエット」というフレーズをどこかで見たことがある。内容は全くその通りだ。オリジナルを知らない。だから本作がオリジナルに忠実なのか、多少の相違があるのか知らん。どうなんだろう・・・? もしもオリジナルに忠実なら、スピルバーグが現代にリメイクする意味は何なのかを知りたい。相違があるというのなら、どこがどう違うというのだ? それは変えてどういうメリットがあったというのだろうか?
昔の映画というと、今回のような決闘シーンでは大袈裟なシーンでは耳障りなほどの効果音が入る。それもオリジナルに真似てスピルバーグほどの監督がやらないといけないのかな。そう言えば、スピルバーグなら三日月から釣り糸垂れている少年が出てくる「DREAM WORKS」の文字を今回は観なかったなぁ。頭の中を様々な「?」が飛び交いながら、なぜ今メキシカンでもなく、プエルトリコなのか、それでもヒロインだけでも死なないで良かったかと思う。
古いけれど「サイボーグ007」のうち003はN.Y.出身設定。かの有名な腕を広げるシーンで踊っていたな。JET団。アメフトはデザインがカッケーよね。