*『レディ・ハード』『皇家戦士』『チャイニーズ・ウォリアーズ』

  いよいよ明後日アカデミー賞授賞式だ。お洒落でウィットに富んでいてすごく好き。今から楽しみ。WOWOWではそれに合わせて過去の受賞作品を放送する。去年台風の目になったのが『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』だ。カンフーシーンが出てくるので、解説ではカンフーアクションスター、ミシェル・ヨーに敬意を表して、とあった。そんなミシェル・ヨーを、実は私は知らない(意識したことが無かった)。
 WOWOWが授賞式直前にミシェル・ヨー特集をしたんだ。それが今回のタイトル・三作品『レディ・ハード』『皇家戦士』『チャイニーズ・ウォリアーズ』。いずれもWOWOW初上映。そりゃあ知らないわけだ。
  『レディ・ハード』は昔のハチャメチャ香港映画。役柄は香港警察官。英から来た拳法使いの美人警官と、犯罪組織に立ち向かう。最初のアクションシーンにフェアレディZが出てきて、今観てもカッケー!ってのが1番の鑑賞ポイント。
 『皇家戦士』は若き真田広之が日本の警官役。最近は渋い殺陣ばかりだが、格闘シーンでも十分行ける。特にハイキックはよく膝が伸びていて素晴らしかった。そして代々木東京第二体育館、原宿のタケノコ族など、これ日本上映してもいいんじゃね? の香りはする。まぁ配給会社からすればそれってすごくギャンブルで二の足踏みそうだけれど。
 『チャイニーズ・ウォリアーズ』は日中戦争の頃なのかなぁ、悪い日本人VS中国解放運動家。日本人のmetooにはちょっとイヤな内容だ。脚本が雑なのか、コメディ調なのか判断できないが、これも日本公開するには厳しい内容だ。
   どの作品もB級映画、と十把一絡げにしてしまえる作品で、B級ファンには是非観てもらいたい。