*ハリーポッター 死の秘宝 PART1

死の秘宝 PART1

「死の秘宝 PART1」。
いよいよこのシリーズも野球で言うと9回表、あとは来夏のPART2で終わりと思うと寂しい限りです。皆のレビューにあるように何よりも…暗い。シリーズ中、断トツの暗さ。
 英の素晴らしい景色が多く出てくる。(欧州は氷河のせいで軒並み農業には不向きなろくでもない土地であることを忘れさせる....) おーそうか! 今回の物語は、今までの「安全な学校生活」から「自ら悪と闘う」ために外に出ている。だからか、この映像の違和感は。楽しく明るい学園生活が出てこないのも暗く感じる原因なんだなぁ。
 物語はハリー、ロン、ハーマイオニーはヴォルデモートを倒すカギ、「分霊箱」を探す旅に出るのだが、もう頼れる人がいない。アラスター(マッド-アイ)・ムーディなんか、死喰い人に対しての残された最後の切り札のように思うが、前半1/4もいかないところで早々と死んじゃったし。
ダンブルドアはじめ、ハリーより強い者が皆死んでいき、これで本当に倒せるの?)と暗い思いになる。それが今回の作品。もちろん、あちこちのメディアで語られているように「友情のひび割れと復活」などの友情シーンもあるけど、まぁよくある話だ。
 そもそもなぜに「赤ちゃんハリーはボルデモートを倒せた?」んだっけ? なぜに皆あんだけ怖いボルデモート復活を全力で阻止しようとしないのか? 分霊箱って、1日記 2指輪 そして今回の3ペンダント 全部で7つなのに、劇中「あと3つ!」って言っているのはどうして? ナギニが分霊箱ってどこかで言ってたっけ? とか、原作読み返せば分かるだろう事が今1つ分からない。
 とっころで今回は、今までのキャラ総出演! というサービスの良さ!
歴代の「闇の魔術に対する防衛術」の先生達、1作目「賢者の石」からはオリバンダー、ゴブリン。2作目「秘密の部屋」からドビー。3作目「アズカバンの囚人」からはワームテール。4作目「炎のゴブレット」からはリーター・スキーター、フラー。5作目「不死鳥の騎士団」からはトンクス、キングズリー。6作目「謎のプリンス」からはナルシッサ・マルフォイ
 新魔法大臣役は「パイレーツ」のタコ船長だったって気付きませんでした。ありゃりゃ...(笑)
 最初から一番胡散臭いスネイプが、今後活躍するって話ですが、それならダンブルドアとか殺すなよ!と突っ込みたくもなりますが、来夏まで期待が残ります。
スターウォーズロード・オブ・ザ・リングターミネーターなど、シリーズものの「ちらし」が揃っていて、見ると年月の早さに嬉しくなります。若いファンには羨ましく思うことでしょうね(笑)