*映画 白夜行

metoo7s2011-10-03

東野圭吾の「幻夜」を以前wowowドラマで先に見て、その上巻にあたるのがこの「白夜行」と後から知った。堀北真希高良健吾。日本だと「旬」の役者さんは色んな作品に出すぎるので、見たさの反面逆に引いていて日曜の放送までまってしまった。

白夜行 [DVD]

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内容は・・・・東野圭吾、さすがだな・・・。サスペンスの中に人間を描いている。泣ける・・・・これが東野作品。昭和55年、若い人は知らないだろうが、まだ貧しさはあちらこちらであったんだよ。極貧を知らない若い世代には、分かりそうで分からない世界なんだけど。原作を読んでないので、ディテールは分からないけれど、約2時間という枠でよく詰め込んでいたと思う。絶対に原作は越えられないだろうけど、堀北真希(よりも子役の女の子)が薄幸の少女を見事に演じきっていて彼女でなければダメだったんだろうと今では思う。子役の二人は見事だった。完全犯罪後に泣きながら走るシーンがとにかく良かった。また後半になって、船越英一郎演じる刑事役(東野圭吾の作中の刑事は誰もが人間味が溢れている)が謎に迫ってからのそれぞれの演技が泪を誘う。
19年?に及ぶ男女の愛情を、多少高良健吾演じる桐原亮司の献身さの理由が表現できていないが、東野作品の魅力を出し切ってると思う。外国の人はこの映画の良さを分かって貰えるのかなぁ・・・・
白夜行 (集英社文庫)

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