*風が強く吹いている(三浦しをん著)

まほろ駅前多田便利軒』読んで以来の2冊目。「箱根駅伝」をテーマにしているスポーツ小説って今まで無かったよね。陸上やってる人はこういう小説どうなんだろう? 陸上部員でなくともジョギングしている人には、楽しく読めるんだろうか? それともそんなバカな? なのかな。
陸上経験者でない20歳も鍛えれば箱根駅伝走れる・・・っていうか、予選をクリアできる? 陸上経験者なら絶対「否!」って言うんじゃないかなぁ。そういう違和感を抱えながら読み進む。主人公走(かける)と清瀬灰二の出会いから、予選会突破までが前半。本番が後半。10人が襷をつなぐので、走っている10人が一人称で語る。何人かが辛い走りをするけど残りは平均、または平均以上の走りをする。読みながらどうしても(そんなわけないだろ!)と冷めた自分がいる。一方で優勝は無理としても、来年のシード権を取れる10位以内に入れ!という重いの自分もいる。とりあえず、陸上部長距離経験者に聞いてみたい。どうなの、これ・・・?
ロンドン五輪に向けてマラソン日本代表がそろそろって時期だけど、「公務員ランナー」や「無職ランナー」が実業団に勝つ近年だから、けっこうあり得ることなのかな・・・・?

風が強く吹いている

風が強く吹いている

風が強く吹いている 6 (ヤングジャンプコミックス)

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