映画の予告で興味を持った。気づけば数年経っている。結婚式会場への読書にした。丁度良い薄さだ。話もポンポン進む。このスピーディーさが現代の早さにあっていると思う。
予告編だけで映画は観ていない。岡田准一や小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃ら豪華出演陣だ。かつて犯罪を犯した少年3人が20年以上の月日を経て、一人が刑事、一人が殺人被害者、一人が容疑者という設定はうまいと思った。小説では北海道設定だったり、王選手のホームラン記録やWBCの話題などがさりげに入っていて、物語に良いスパイスを与えていると思う。
犯罪小説としては、犯人がサラッと割れて、その急転直下はどうなの?とも思えるのだが、まぁ現実の犯罪はそんなものかも知れない。映画が観たくなったぞ。