＊Before Sunrise．．．．恋人までのディスタンス

いつからかラブストーリーを好きになったね　それって君らしくないよ
絶叫系映画でキャーキャー言って、コメディで大口開けて笑ってた
愛を知って愛に目覚めるのではなくって、
愛を失って、人は初めて本当の愛を知るんじゃないかな････？

『Before Sunset』の続編が今夏クランクイン、のニュースを知って、この映画が『Before Sunrise』９年後の続編と初めて知った。今夏の映画は『Before Sunset』の４年後、主人公はずっと同じ、セリーヌにジュリー・デルピー。ジェシーがイーサン・ホーク。当初の設定、セリーヌは２３歳。おぉー３６歳になっているのかー！　イーサンホークは最近は『クロッシング』などで、ダメ人間を演じているが大丈夫なのかなぁー????
　エンディング：夜が明けて、二人がホームで別れる。（あぁ!!　「僕等がいた」のホームと一緒！）　「半年後の１２月１６日、午後６時に会おうね！」　この先はまだ『Before Sunset』を観てないから分からないけれど、時間設定が９年後････て言うから、「僕等がいた」とは比較できないほど、再会には時間がかかったって設定だろう。1995年の映画。
電車で出会って、一緒にウィーンで降りよう！　ってなって、惹かれあい、でも朝が来ればジェシーはアメリカに、セリーヌはパリに。離ればなれになるのが分かっていながら、どんどん近づいていく。理性は（深みにはまらないように）分かっているのに、お互い感情は好きで好きで止められない。それでも一線は越えない。
ただひたすら二人の愛の物語が続く。会話して、飲んで、夢を語って、踊って、キスして、ふざけあって、抱き合って、ささやいて、そして朝が来て別れの時間が近づいてくる。ほぼ全編を通じて、二人だけの世界が続く。でもそれが心地よい。こんな爽やかな気持ちになるのは、久しぶりだ。次の『Before Sunset』を観たくて仕方ない！　最後にこの映画の、ジェシーのフレーズを････
「もし神が存在するなら心の中じゃない、それは、人と人の間のわずかな空間に・・・」