すごく不思議な映画。なぜに「桜田門外?」 皆が観たがる内容なのかな・・・?
行ったことある人は分かると思うけど、桜田門を出て右を見ると、国会議事堂。そのちょっと右側に井伊直弼の江戸屋敷があったらしい。(そこら登城する雪の日に、まぁテロを起こしたわけだな、うん)
映画の最初と終わりに、現代の東京が出てきて違和感。肝心の井伊直弼暗殺事件はポンポン進む進む。開始1時間以内には井伊直弼の首を討ち取っている・・・・どうなるの?の疑問をよそに、そこからが長い長い。
藩に迷惑かけないように脱藩し、薩摩藩が尊王攘夷で立ち上がるかとおもいきや、薩摩藩に裏切られた結果、幕府からも水戸藩からも追われる立場になった者達、特に水戸藩の関鉄之介を大沢たかおを主人公に置き、物語は進むのだが・・・・なぜに・・・・?
それはやはりTBSドラマ「仁」の視聴率が高かったからだよなぁ、きっと。
観ている人は、この映画で初めて名を知ったような関鉄之介に感情移入するのかな・・・?
歴史的見地から言うと、大きな流れの前に、こういう前触れで無念の死を遂げる者達が必ずいるってことですね。
武士の世の中になる前に、平将門が250年ほど早く現れたとか、
平家を打倒する前に、橋合戦で源頼政が敗死したとか、必ず一見無駄死にのような現象が起きるのですが、その意志を継いで、というかカッコ良く言えば、あがらえない歴史の大きな流れは、誰にも止められない、って言うことでしょうか。
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