- 作者: 吉本ばなな
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1992/03/01
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 81回
- この商品を含むブログ (193件) を見る
なるほど! ずば抜けて面白い!こりゃあ山本周五郎賞とるのも頷ける。もっと早く読めば良かった(笑)
主人公が魅力的なこと、しかも病弱。はかない薄幸の美少女を描くとしたら?
陳腐なテーマだが、結構観てみると良かったものに「タイヨウの歌」や「世界の中心で愛を叫ぶ」だとかがあった。このテーマの最大の難点は主人公が結局死ぬことである。この物語のTSUGUMIも、死に向かって一直線である。さあエンディングは、どうなる???
思えば18−20歳くらいの時が人生では一番形容しがたい変化の時でもある。これを一枚のキャンバスに描ければ画家としては、あるいは写真家なら、そして作家なら、そりゃあまぁ一流の証なのだろう。それをまだデビュー間もない、20代の彼女が成し遂げたことに、感嘆と賞賛をあげずにはいられない。未読の人は是非・・・!
映画化もされている。観ていない。主演に「牧瀬里穂」の名があり、懐かしさを感じる。そうか1990年、けっこう昔の話なんだね。きっとTUGUMIは彼女が演じるのだろう。どこかでオンエアしてほしいなぁ
- 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (4件) を見る