*周遊券の思いで

周遊券


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000082-rps-bus_all
もう周遊券がなくなると記事にあった。昔は北海道や九州は1ヶ月有効の周遊券があったので、時間のある大学生は1ヶ月くらいあちこち旅したものだ。あの頃は夜行列車があったから、北海道なら急行の夜行で上りと下りの列車を交換して、ホテル代わりに利用できた。九州では大きさが小さいから、普通列車で、だけれど日本海側の鹿児島本線も太平洋側の日豊本線も両方に走っていて、こちらもホテル代わりに利用できたのに。
白糠で始発乗るために駅のホームの待合室で一足早く寝ていると夜行が来て、ノソノソと起きてぼぉーとしていると、窓を開けた若者が「あ、先輩!」と声かけてきたり、松前城で、(やだなぁ、こんな時間に男1人向こうから歩いてくるよ。でもつくづく友人のMに似ているよなぁ)と思ってると、本当に友人だったり。はたまた秋に山陰旅して、大垣から有名な夜行列車に1人乗って帰京していると、同じ車両にたまたま大学の同期の奴がいたり。
 旅は偶然が多く重なり合うんだけれど、周遊券がなくなるとそういうドラマがドンドン減っていく。これじゃあ鉄離れがもっと進むなぁ。鉄旅だってしたいのに。
(写真は「http://blog.goo.ne.jp/isaburou_shinpei/e/ad47bd5107c89a73eb0d78891f0f71bd」様の周遊券乗り鉄は下車駅で「下車印」を押してもらうのでこうなります!)