*「夜明けの街で」東野圭吾

夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)

全然スルーしてたわ。こんな本出しているって知らずにいた。「容疑者Xの献身」の頃かなぁ?
 殺人をめぐるサスペンスは当たり前なのだが、そこに「不倫」をぶち込んできたあたりが、冒険なのか新ジャンル開拓なのか、はたまた編集部や編集さんの入れ知恵なのかは知らん。
 内容は不倫関係に陥ったOLには15年前に自宅で殺人事件あり、まもなく時効を迎える。しかし状況から判断すると当時女子高生だったOLが、一番怪しい状況にある。主人公のOLの上司に当たる人物は彼女にどんどん入れ込み、しまいになんら不自由も不満も感じぬ家庭を捨てる決心をする・・・まもなく時効の3/31午前0時。
 どっから見ても当時女子高生が怪しいのだが、そこは東野圭吾。二転三転必ずあると、疑いながらの読み進めだ。しかし他に容疑者がうまいこと見つからない。さあ、結末は・・・?
 日本の会社は残業が深夜に及んだり、大阪出張とかが頻繁にあるのだろうか? 毎週木曜日に必ず彼女のマンションに寄ったり、クリスマスイブでも不倫の彼女を選ぶが、奥さんは疑うことをしないし、携帯チェックもしない。そんなことあるのだろうか・・・?
 しかし妻子ある男性に惚れる女性が世の中にいること自体、私には不可解なのだが・・・、まぁ周囲にも不倫カップルも実際いるので何とも言えませんけど(笑)
夜明けの街で 特別版 [DVD]

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