*名作と呼ばれる作品は・・・『エデンの東』

上に兄弟がいると、ついつい精神的に早熟になる。周囲がアイドルに熱を上げている時には洋楽を、変身ヒーローものに夢中な時には洋画の中に好きなスターを見つけている。だから割と早くこの映画をTVで観ている。しかし所詮中学生だ。この原作が「カインとアベルの逸話」を元にしたなんてことが分からない。先に「天地創造」でも見て、パンキョーでも身につけておけば良いのだが、そりゃあ無理な注文。だから「早熟」というのも良い事ばかりじゃないな。ちゃんと理解できる年齢で見たかったものだ。ものには「相応しい」ことがあるんだな。
 さて今回真面目に観てみた感想。ジェームズ・ディーンが有名な二枚目スターというのも知ってはいるが、あの暗さは(かつてウッチャンがコントで茶化したが)今は肯定しようが無い。あの有名な音楽と、貨物列車の屋根に乗る有名なシーンだけは、頭の片隅にちゃーんと眠っていて懐かしさひとしお。でもホントに名作の10本に入るか?と訊かれれば(う〜ん・・・)って感じ。正直ジェームズ・ディーンの3作品の中でなら『ジャイアンツ』が一番好きなんだが・・・

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