*原題の「SAVING MR. BANKS」の方が・・・『ウォルト・ディズニーの

そうかぁ、「SAVING MR. BANKS」がこの映画のポイントだったんだぁ。色んな場面で原作者のパメラ・L・トラヴァースの若い頃の記憶が映し出される。父親から愛されながら、その父が病に倒れ、やがて帰らぬ人となっていく。
 赤が嫌いなのは血を吐いて死んだから。梨が嫌いなのは梨を買いに行ってる最中に死んだから。
 一見、気むずかしい原作者のお話かとも思うが、メインテーマがSAVING MR. BANKSだと知れば、なんて奥深い話なんだと感じる。メリーポピンズ自体は中学で観て以来なので、あの有名な音楽以外は殆ど忘れてしまった。機会があればまた観てみたくなった。
 原作者役のエマ・トンプソンの演技は大変素晴らしい。が、父親役のコリン・ファレルが良い。この人は、ダメンズをやらせるべきだというのが持論なのだが、ダメンズっぷりがよくでていて、(やっぱこれだね〜)と感じた。