*『シェイプオブウォ-タ-』

 

 


 今春のアカデミー賞に絡んだ作品。監督はギレルモ・デル・トロ。『パンズ・ラビリンス』では独特の世界観を出していて、本作もこれに負けじ劣らずの(大人の童話)チックに仕上がっている。ただし米ソ冷戦下の60年代を描いているようでその分暗い(『パンズ・ラビリンス』も第二次世界大戦中のスペインだったか・・・)
 授賞式ではメキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督が、メキシコ移民への締め付けが厳しい現大統領へのメッセ-ジも聞かれたな。悪い作品じゃ無い。「絶対観た方が良いよ!」と万人に向けて言う映画でも無い。「シェイプオブウォ-タ-」ならぬ「シェイプオブラブ」が好みの方にはお薦めだと思う。