*『クロサギ』(映画版)

 正月に自動車屋で出合ってから、「遅すぎたクロサギブーム」が来ている。山下智久堀北真希の二人がまだ若くて新鮮だ。この少女がもう結婚し人妻なんてなんで信じられん。山下智久は髪を後ろで結わくと、もうまるで少女だ。キムタクも若いときは(こういう顔した少女いるよなぁ)って顔していたけれどさ。ジャニーさん好みの顔なのかな。ま、いいけど。
 DVD6巻を見てから映画に入る。あー嫌な予感・・・ブルブルっ!
(1)映画だと金があるので今まで出てきたゲスト無駄にもう一度出す。
(2)お決まりの大物出しちゃう。例えば竹中直人とか・・・
(3)犯人逮捕に、たかが知能犯1人にまるでルパンや怪盗キッドを捕まえるように大人数で捕まえに行く。
 もしもこのようなことがあれば、監督(石井康晴)やプロデューサーを無能!と判断するからな! と思いながら鑑賞に入るのだった。

 見終わる。危惧は現実に。そしていたって普通のデキの映画。初めて映画館でクロサギに出会う人にも、山Pのファンにも十分楽しめる作品に仕上がっている・・・って、おい!
 クロサギの原作者らが製作当初に(ヒットしますように!)とは思ったとしても(主演は山Pで、お隣に住む女の子は、やっぱり堀北の真希ちゃんキボンヌ!)なんて思わないだろう? 
 かつて前例の無いアニメ・ノワージュなんだから、大人が読んで耐えられる犯罪アニメでトンガッたままのつくりで行ってほしかったな。まぁTV放送でも山Pをめぐる市川由衣堀北真希恋物語みたいになっていて、(そいつは、どうなのよ???)ってなっていたけどな。

 

クロサギ DVD-BOX

クロサギ DVD-BOX

  • 発売日: 2006/09/22
  • メディア: DVD