*『老人と海』(1958版)

もちろん原作はヘミングウェイ。申し訳ないが未読。「ようやく『武器よさらば』読みましたが・・・」と同僚に話したら、「私もどこが良いのか・・・『老人と海』は良かったけれど」とお返事。でも、大きな魚釣った後で、サメにほとんど食べられる話でしょ(とは言わなかったけれど)。
 CGの無い時代に、現代人が観たらお粗末に思えない? そんな危惧は現実に。獲物がかかってから一昼夜以上小舟が引っ張られるシーンはきつい。全部で1時間半の映画だが、2時間映画なら一体どうする気だ?
 自然に挫けぬ老人の逞しさだとか、老人を慕う少年との心の交流だとか、稼いだ上前を掠め取っていく汚いサメどもめ、などと読み取れなくもないが、映画としては退屈に思えた。原作も読まないだろうなぁ・・・文豪様、ゴメンナサイ

 

老人と海 [DVD]

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  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD