*ぼくのエリ 200歳の彼女

metoo7s2011-03-20

ほとんどの人が知らないんじゃないかな? 東京でさえほとんど上映しなかった。どちらかというとミニシアター系。そのミニシアター、バシバシ潰れているけど、実際良い映画はこっちの方が多いから!(実際メジャー作品にどれだけガッカリさせられたことか....)
この映画の原題「Let the right one in」は「正しき人を入らしむ」という意味で、これは「ヴァンパイアは招かれない限り、その家には入ることができない」という意味らしい。
これを知っているかどうかでこの映画の面白みが何倍も違う。実際このシーンの時にエリがオスカーに手招きされても入れなかった。「言葉で言ってもらって初めて入るシーン」があるんだけれど、なるほどそういう意味だったのか! 同時に「受け入れてくれる」って言う意味がもちろんある。だからオスカー少年が「入って良いよ」と言った後のエリの表情がすっごくいい。最初観たときはこの意味がよく分からなかったんだけれど。
 このブログを読んだ人には是非観て欲しい!
バンパイアのエリの目や皮膚が、血液摂取により雰囲気が変わったり、容赦なく人間を襲う(我々だって食事のために鶏や牛肉をためらわなく食す)あたりが、非常にリアルである。そしてこの映画のエリが12歳、オスカーが撮影時11歳。スウェーデンの子役に乾杯!!

ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]

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