すっごく面白そうで(でも映画館に足を運ぶのは....ためらってて)、原作を読んでみたくなった。読んでみると主人公の会計検査院検査官・松平元のキャラ設定が良い! また才色兼備のハーフ・旭・ゲーンズブールの設定もなかなか良い。私が監督なら松平に阿部寛、旭に滝川クリステル。実際は堤真一に綾瀬はるか。主人公の属する会計検査院というのも良い。三権分立の「内閣・国会・裁判所」どこにも属さない。しかも基本捜査権などの強制力さえ持たない。万丈目学なかなかいいじゃん!って思いながら読み進めるが、もう1人の捜査官鳥居ただしのキャラ設定や、空堀中学の生徒の設定などは、どうみても中学生向け小説。ステレオタイプの登場人物がバンバン出てくる。
大阪城赤く炎上、だとか、国会より先に同じ物が地下に建設されていたなど、目の付け所、設定は舌を巻く。一方で段々と大人が読むには耐え難い話になってくる。もしかしてこれは先に「アニメ」が存在して、その小説化→そして映画化、って話なの? って思える。
それでも一気に1日で読み切った。夏の読書感想文、何でも良いのなら、中学くらいで読んで、自由に感想書きたい。登場人物は「茶々や真田・長曽我部・島・木下・蜂須賀」など、歴史好きならニヤリ、とする人物ばかり登場する。歴史マニアには嬉しい作品だ。
できればアイス好きな松平元&旭・ゲーンズブールの組み合わせは今後の第二弾・第三弾で登場させて欲しいな。metooは知らないけど、もしかしてすでに第二弾とかもう出版されてたりして(笑)
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/02/26
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 229回
- この商品を含むブログ (262件) を見る
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 文庫
- 購入: 22人 クリック: 221回
- この商品を含むブログ (325件) を見る