＊２０世紀少年・今さら

metoo7s2011-08-01

今夏の課題図書は「２０世紀少年・２１世紀少年」全２４巻。いやぁー映画を観てつくづくこの作品は良くできてる、って思ったよ！（中学でお面つけて授業受けれるわけネエだろ！ってマジレスは勘弁）
ケンジが唐沢寿明だったけど、原作はもっと格好良くない＝そこがいい！　小学の頃、そこそこ人気の奴が高校では普通人になり、大人になるともう全然！って話は良くある話で....人生のピークが小学にある人ってのは、幸せなのか不幸なのか、わかんねぇなぁー
話それたわ　映画と違ってマンガは「ともだち」の正体（さいしょはふくべー。で、その次は....?）が分からないところだ。特に２０世紀少年の最終章は、犯人が分からないまま終わっている。まぁ....そこがええ！！
マンガのすごいな！　って思ったのは、「秘密の連絡の本」が図書室のどっかの本に隠されているとこ（１２巻）。３０年近く経ってその連絡の本（カード）が残っている分けない！って言う中で、その本を見つけて、読者がページをめくると、本当にそのカードがパラリ....と落ちてくる....
単行本初版本だけの特典らしいけれど、知らないで読んでこのメモが入ってたからこの歳で鳥肌がたったわ....！　（知ってる人には常識だろうが）　なかなか心憎い演出だわ。
この作品って、８年間？　作者の浦沢直樹さん、本当にご苦労様。あなたの才能のお陰でずいぶん楽しめましたよ。それにしてもオウム事件ってスゴイインパクトで、１Ｑ８４にしても、この作品にしても影響を与えたんだな、ってしみじみ思う。もう２０歳以下の人には記憶がない昔の事って言うのも信じられないんだけれど。