*映画「マーラー 君に捧げるアダージョ」

「なんてこった。秋が春に恋をしてしまった」(本作・マーラーの科白)
41才のマーラーが、美しく若い(21才)親も資産家の奔放かつ才能もある娘
(アルマ)に恋をしてしまう。娘はマーラーの才能に恋に落ち、結婚を受諾。当初はうまくいってるように思えるのだが・・・・
お互い、マーラーは歌姫と恋仲にあり、娘は音楽の家庭教師らと恋仲にありながら、熱烈な恋に落ちるのだが、映画冒頭からすでに彼女は、若く美男子の建築家と不倫。一体どこから、二人の仲は違う道を歩んでいった? 1900年代、この映画にもう一人有名人、フロイト博士が登場。彼の催眠療法を通して事実が分かってくるのだが・・・
最後の終わり方もいい。ひたすら愛を信じるマーラー。ようやく彼女こそが自分の中心だと分かる(その時アルマは再婚してアメリカに)。交響曲10番はアルマに捧げたもの。1000人の大合唱で成功を収めるのだが。
・・・・ついつい一観客にすぎない私などは、アルマの美しさに「華」が無いので、(もっと美貌だけなら欧州にも腐るほど転がっているだろうに)と思い、今ひとつ映画に没頭できない。他人の恋愛にケチをつける資格など、全く私には無いのにね・・・(笑)

マーラー 君に捧げるアダージョ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

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