*『デセプション・ポイント』(ダン・ブラウン著)

 

 


 夏にオリジン買ったときに横にあった、本書も上下で買っといた。主人公は上院議員の娘なのでいつものシリーズでは無いのだけれど、大統領選を絡めて巨大な陰謀を取り上げていて、骨太な仕上がりになっているのはさすがダン・ブラウンなのだ。結構古い作品でオバマ大統領以前の設定のようだ。
 デルタ・ワンなど実在の名前が出てきているが、真面目なデルタ・ワンチームの皆さん、どう思っているんだ!? 「まぁた、悪者かよ!」「たまには活躍描けよ!」などと腐ってはいないか。そこが心配だ。
 美人で才能ある娘さんが勝つか、デルタフォースが勝つか、普通に考えて鍛えられた軍人なのだが、主人公死なない設定、って良いのかそれで!? それから娘さん以外に2人の学者が出てくるが、1人は変わったヲタクに描かれ、もう1人はイケメン。どちらかと恋に落ちるかって・・・ミステリーにロマンスは本当に必要なのか?
  真犯人は誰か、ってあまりにミスリードが激しくてアンフェアだろうって設定。序盤で当ててみて。