*「ビブリア古書堂の事件手帖3」(三上延:著)

1作目2作目を読まずして、いきなりの3作目から読む! なるほど、シリーズ1「ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜」2「ビブリア古書堂の事件手帖2〜栞子さんと謎めく日常〜」では、幾つかの事件と解決があったようだと、推測される。でも、まぁーいいや。読んじゃえ!(^∀^)
物語は、と言えばビブリア古書堂の女主人栞子さんと妹、それに気の弱い店員の五浦を中心とした話である。それぞれに小さなミステリー(基本、紛失した本を探してくれ、などの依頼があってそれを解決していく)があって、解決していく物語である。各章は本名と出版社名であり、その本のミステリーを解決していく。その過程で読書好きならたまらないエピソードが出てくる。例えば今回の最終話は「宮沢賢治」だ。生前あまり売れなかった、というのは聞いたことがあるが、初版本を自分が回収しそれを友人に配っていた話なぞは知らなかった。そしてそれを元に謎が仕掛けられている。
 最近はこういう主人公のキャラで押しまくる作品が多い気がする。そしてそのまま勢いで読ませちゃう。これは1.2を読むしかないな(^∀^)