*「レ・ミゼラブル」

レ・ミゼラブル


 はっきり言おう。metooはこの原作を読んでいない。子ども向けとか一部分とか、映画の一部分とかで知っているような知らないような。そんな作品はいっぱいあって、「我が輩は猫である」とか「夕鶴」とか。有名作の方がどこかでTVで放送していたりしてて、見た気になってしまう。
なので仏革命以降(なぜナポレオン以降と正確に書かないんだろう?)の話というのも初めて知った。それ以外の中盤までは殆ど知っていた。
 この映画は「映画の王道」をいくような良作だと思う。おそらくミュージカルの方が歌が上手なんだろう。一方で映画ならではのリアリティだとか、最後にジャン・バルジャンが神に召されるシーンで、アン・ハサウェイが呼びに来るんだけれど、こういうのは映画の得意技だね。どちらが良いかは別として、ミュージカルは1万円近くかかるから、ハードルが高いよ。
 シアターのフロントがすいていて、日曜なのに・・・と心配になったが館内は殆ど埋まっていて、一安心。やはりこういう古典の不朽の名作は観客呼べるね!(^^)!
 ヒュー・ジャックマンラッセル・クロウだと、大丈夫かなあ?と心配になったが、なかなかの力業でミュージックこなしていたね! アマンダ・セイフライドも、その子ども時代を演じた子も(これがそっくり!)頑張っていて良かった。映画にどっぷりはまれたか?とか、ドキドキハラハラしたか?と言われればそんな事は無いのだけれど、「これぞ映画の王道」という作品(約3時間はおしりが痛かったですが)で、映画館で観なくてはいけない作品でしたね。