現役最年長スター、イーストウッドの監督・主演作品なので敬意を表して映画館で鑑賞。『ミリオンダラーベイビー』も『グラン・トリノ』も映画館で観れば良かったと後悔したっていうのも映画館に足を運んだ理由の一つかな。
カウボーイハットが今でも似合う（ただしダンスシーンではどうみても老人なんだよなぁ）イーストウッドは頼もしい。『運び屋』も優れたスクリプトだった。
本作はロードムービー。メキシコから恩人の息子を連れ帰る任務を帯びるが、途中警察やギャングの手下に追われるなどのトラブルと、暫く身を潜めていたバーの未亡人と恋バナが咲くなどあり、一昔前のロードムービーの王道を行く。行くがどれもご都合主義で話が進んでいく。ギャングももう少し使える２人組を寄こせよ、って真剣に思う。
レビューの評価は３点台でもう少しやれよ！って思ったが、metooも評価は３。これなら自宅WOWOW（ヒット劇場ではなく、W座か！？）で十分だったなぁ。実際日曜日の映画館には観客が１０人いないんだよ！？ いくらコロナだって、そりゃあないよー。観ていて安心できる良作なんだけれどね。でもイーストウッド作品って、もう少しシニカルで、ニヤリ！とさせるような映画が多くなかった？
