*「ジャンゴ 繋がれざる者」

クリストフ・ヴァルツ

Q・タランティーノ監督、やっぱ観ちゃうなぁ。yahooレビュー観ると、ちょっとグロイようだけれど、そりゃあ彼の真骨頂だもんなぁ。クリストフ・ヴァルツは「イングロリアス・バスターズ」でアカデミー助演男優賞ゲット。次作にあたる本作でまたまたアカデミー助演男優賞ゲット! タランティーノ監督に足を向けて寝られないな(笑) しかし前作では嫌なナチス将校、本作では人間味溢れるドイツ人。全然同じ人に見えな−い!(笑)
ジェイミー・フォックスDJANGO。やたら「ニガー!」連発なのだが、blackの方々がご覧になるとどう思うのだろう・・・? 何しろバタバタ死んでいくのは白人。タランティーノ得意の復讐劇である。彼はキル・ビルで、日本のアニメや香港映画のカンフースターのオマージュ作品を作り上げているのだが、それがパクリに見えなくて、まるで和歌の「本歌取り」のように一段高く作り上げていると思う。
余談だがそんな彼の技量をアカデミーは二度の脚本賞で応えている。監督賞で、ではない。本作は165分と長い。かつあれだけ血しぶき肉片が飛び交うのだから、一般受けするとは思わない。マニアには奨めたい。ちなみに予告編でホラー映画の金字塔「死霊のはらわた」のリメイクをやっていた。予告編だけで相当怖い。こちらはマニア必見だと思う。