子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる
- 作者: ハイム・G・ギノット,菅靖彦
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/10/20
- メディア: 単行本
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ただそれらは欧米の子なので、日本の子どもたちの反応とは微妙に違う時があるのかな?というのが一点。具体的な対処例を見ても、「幼児の段階で寝室が別」とか「ベビーシッターを雇って、夫婦で映画やダンス」などは、いかにもアメリカ的だ。(邦人がアメリカ転勤の場合、やはりこういうこともアメリカナイズしていくのだろうか?)
もう一点は、最近問題になっている「発達障害」の子どもたちへの対応。それらが書いてないのが二点目。まぁそれら「発達障害」の場合は、違う専門書を読めよ、って話なんだろうけど。多くの解決例で「共感」するために「あなたは今怒っているのね」などを言うのが正しい対処例になっているが、自分が子どもなら「そう見えない人がいるの?バカなの?」と逆に怒りに油を注がれた気分になるが。
まぁ子育て中の大部分の人は読まないより読んだ方が何倍も良い本だと思う。ただ、強引に「読め!」と言われると嫌になる。丁度身体に良い「ほうれん草」だとか「ブロッコリー」を強引に勧められると(食べられるけど)、イヤ〜な気分になるのとおなじように。