*『16歳の教科書』

 これはよくできた本だ。サブタイトルは「〜なぜ学び、何を学ぶのか〜」とあるが、「勉強なんかなんでやらなくちゃいけねーんだよ!」とそこらの青い厨房が言いそうなセリフだ。その答えに本書は5教科7人の達人から答えを出している。
 大人でもバカな向上心の無い奴らは、いまだに中2病のまま「なぜ・・・?」と思っているんだろう。しかしバカだから本書を読む気も無い。そもそも読書の習慣がないかもしれない。恐ろしい。そんな奴らのために税金をつぎ込んでるかと思うと馬鹿臭くてやってられない。
 数学の章では、文章題が苦手だと言っているのは「論理力」「要約力」「精読力」だというのだ。なるほど、文章題が苦手な人は文章題が訊いていることを分かっちゃいない。もう少しちゃんと読めばわかることを理解できない。
 『数学とは論理的に考えることはどういうことか』を徹底的に考える学問だと言う。そう言われれば、お馬鹿な大人はココが欠けている。そのくせ自分が正しいと勘違いしている。迷惑この上ない。
 ここでいちいち紹介するより、読むが早い。特に新書は数時間で読み終わるもの。大人も含めて読みなされ。なお本書には続編「2」もあるらしい。読んだら上梓したい。

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~