*こんなのも観る『若草物語』

 小学生の時読んだからなぁ。殆どストーリー忘れていると思ったが、ジョーが自慢の髪を売るシーンとか記憶にあるんだから、人間の脳って不思議だな。
 最近英語を勉強するようになって、『若草物語』って原題なわけないだろうから、何だと思って映画を見ていれば「LITTLE WOMEN」。昔の英訳者や配給会社の方々は詩的だったんだなぁと感心させられる。
 台風が来てどうしようも無いなぁと暇な日に鑑賞したが、ウィノナ・ライダーが出ているのが一番のポイント。そのウィノナ、一番美味しいジョー役で物語全体を仕切る役。(ジョーって男でしょ!)とみていれば、ジョセフなのね。そのジョーにプロポーズするイケメンが若き日のクリスチャン・ベール。これがローリー役。(ローリーって女でしょ・・・)
 戦争って出てくるから、(第一次世界大戦?)なんて思ったが、南北戦争か。ファッションなんか、「風と共に去りぬ」とかぶっていると思えば、そうなんだろう。明治維新のちょっと前と思えば、女性の選挙権がないのも頷けるかな。折角の美貌で、お金持ちと結婚できるチャンスをふいにして、貧乏な歳の離れた哲学教授と結婚を選ぶ、っていうのも良作の証拠なのかな。文学も映画もたまには良作というか、良心みたいなものも選ばないとダメかなーなんて自分は思うんだけれど、アメリカ人もそう思うのかな。