*『マグニフィセント・セブン』

 こちらも見忘れていた作品。『荒野の七人』も『七人の侍』も良かった。リメイクだかオマージュだか分からないが、子供心をワクワクさせた西部劇の復活だ。イビョンホンくらいしか前情報無いけれど、真剣に見入った。
 1878年明治11年)が舞台。日本では西南戦争アメリカでは南北戦争が終わっている頃だろうか。悪い奴ら、皆野蛮。終盤機関銃が出てきて被害甚大(そんなスゴイなら兵隊半分以下にして、最初から使えば良いのに・・・)。『ラストサムライ』でも仮想西南戦争頃に使用してたが、改めてWIKIってみれば(アメリカでは1871年にはガス圧を利用するフランスのオチキス機関銃が登場した。1884年(特許取得は1883年)には、アメリカ人のハイラム・マキシムがイギリスで、水冷反動式のマキシム機関銃を発明し、1891年にはイギリス軍に採用された。)(wikipediaより引用)・・・やはりちょっとフライングしていないか?
 悪は巨大な悪で、保安官は悪徳で、そして最後に正義は勝つ。昔の活劇の王道だ。この『~七人』は全員が生き残らず、主人公と他2名くらい生き残るのが斬新だよなぁ~と、幼心に思ったものだよ。今回も同じ結果になるのか? 愛する新婚の旦那を殺されて復讐に燃える女性戦士にヘイリー・ベネット。ホリが浅く、若干東洋人ぽい?気もする。
 クリス・プラットはおいしい役でした。イーサン・ホークは先日も『大いなる遺産』を観て若々しい~と思ったのもつかの間、『Beforeシリーズ』で三作も演じたんだから、青年に20歳は最低でも足さないと。悩ましい役柄でした。
 アジア人もネイティブも(まぁ女性も)入れるのも映画界は「多様化を推進しています」アピールなのかな?
 こういう映画を観て「あー面白かった!!」と素直に父ちゃんの腕にぶら下がる・・・それが親子鑑賞の正しい見方のような気もします。