松田翔太&前田敦子主演の映画のために、さらに話題になった本作、ということはマイ好きなmetooは、遠ざかっていたんだけれど、どんなもんなんだ? と読んでみた。今夏4冊目。
あなたは、最後の2頁で必ず読み直す。そんなコピーがありました。読み進むと、意外と軽めな(そして昭和を感じる)ラブストーリー。章名が「君は1000%」などの古いJ-POPなもので、つい「おまえはカルロスか!?」と突っ込みたくなる。軽い失望感と共にsideAを読破。あまり深く考えずにSIDEBへ・・・大きな事件も無くいよいよラスト2頁。あーあ、やっぱ頁をめくり返しちゃったよ。どこで騙されたのか。どこかに瑕疵がないか。矛盾は無いか。これってずるくない? とも思うが考えた人勝ちだ。大したもんだ。
「映画化は難しい」「原作とラストが違う」などの話は聞いたことがある。読後に確かに映画化は難しい。映画化するなら思い切った脚本が必要だと感じた。気付けばもう映画はやってないのか? いつか観てみよう。
- 作者: 乾くるみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
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