*『新映像の世紀・3』その2

NHKスペシャル 新・映像の世紀「第3集 時代は独裁者を求めた」(http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586613/index.html

 このシリーズが好きだと前回書いた。『映像の世紀』では、「ヒトラー」と「第二次世界大戦」を分けて描いた。今回も分けるのかと「ヒトラー」を見終え、次回予告が「冷戦」なので、「ヒトラーを背景に第二次世界大戦前夜から終結まで」を今回描いたのだと知った。
 初めて見る映像も多く、特に最後のシーン「強制収容所」を連合国司令官アイゼンハワーが(後になってあんなことは実際は無かったんだ)と言われないため「自分の目で見」、さらにドイツ国民にも見せたと言うことを初めて知った。中には人間の頭部をまんま半分に切って、生物標本のようになったのもあった。ショックで女性が気を失うほどだったと。ドキュメントならではの迫力があった。言葉をいくつも重ねるより、映像の力を思い知る。
大恐慌の時のように、苦しい日々が続くと人々は極端な意見に流されやすいと言う。アメリカ大統領候補には「排他主義」を唱える人がいて、さらに支持を集めているという。怖いな。「歴史は繰り返す」というが、そうならないことを祈ろう。