*『本を読む人だけが手にするもの』(藤原和博著)

民間から東京都杉並区の中学校長になった人が書いた本だよね。「よのなか科」の授業が評判で、何度か新聞に掲載されていた。もともと大学(東大)やリクルートなどでのコネクションがあるとは思うけれど、こういう人って自然と人が付いてきて大ムーブメントになりがちなんだよね。それを人はオーラとかブームって言うのかな、分からないけど。
 読書しない人に読書の楽しさってなかなか伝わらないんだよなぁ。この本の中にリクルートの倉田学氏のセリフ「俺はさぁ、本を読んでない人と付き合う気がしないんだよ」がある。全く同感なんだ。でも読んでない人って、(だから何?)(こっちからお断り)(今のままで十分)みたいなところが無い? 何って言うかさぁ、向上心が無い。無くてもこの国に限って言えば、喰うに困らない。
 読書の効用については本書を読んでほしいと思う。親になって「我が子が読書好きになる」ようになったら、(しめしめ)と思うって話をどこかで聞いたことがある。お気に入りの絵本がある人は、親に感謝だね。小さい頃いっぱい同じ絵本を読んだ。そして親になっていっぱい読んだな。