*夢を見る

子豚


 明け方少し早く目覚めた朝、二度寝すると決まって夢を見る。「明け方の夢は正夢」、なんて言うけれど、絶対無いだろうって夢を見た。こんな馬鹿げた話だ。
 友達がペットを飼っている。子豚2匹。毛並みが綺麗で可愛くて私は触ってみる。その感触が手の平に残る。その毛深さに、ふと私はこれは子豚じゃ無くて小熊なのではないか、いや良く見れば狼のような犬だと考える。考えながら横たわる腹を撫でている。
 そのうち1匹が糞をする。それもとてつもない量を。こんな膨大な量を犬はしない。やはり豚なんだろう。
 恐ろしいことに、友達はその糞を別のもう1匹に食べさせようとしている。なぜ? そうするとそれがきっかけとなって、もう1匹も糞をするのだという。なぜ。便秘で悩んでいるのか。きっと友達は子豚ちゃん達と口づけするんだろう。そんなやなことはないよ。あぁ神様助けて。
 そこで目覚まし音に起こされる。奇妙な夢だ。毛並みの茶色を覚えている。カラーの夢だ。しかし糞の臭いはしない。無臭の夢だったのか。それこそが夢の証拠なのかも知れないな。
 思えば昔から繰り返し見る夢があった。年齢を重ねるにつれ見なくなる夢がある。こんな話を誰にも言うこともできず数年経過。ここでこんな話を書くのも・・・う〜ん、何だかなぁ。

画像出典 www.cutestpaw.com