*『ヒトラー暗殺、13分の誤算』

 『ヒトラー〜最期の12日間〜』は、良い作品だったよ。狂気と切迫感がよく描かれていた。そのオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品。ヒトラーって、今もドイツ人には避けて通れないのかも知れないな。
 たまにこういう作品も観なければいけないんだろう、って思うんだ。この作品がなければこういう事実も知らなかったわけだし。歴史に「タラレバ」は無いのだけれど、この計画が上手く行っていればあんなに多くの犠牲者は出なかったんじゃ無いだろうか?
 よくSF映画で過去に遡って計画を変更するために何かをするんだけれども、結局は同じような結果に陥る話がある(例:J.F.ケネディ暗殺を阻止→フルシチョフ失脚だとか・・・これは「トワイライトゾーン」だったか・・・?)。結局無駄足だったってような話。でもってヒトラー暗殺後の世界パターンは、まだ映像化されていないかも・・・?
 「これから何もしなければ悪い事態に陥る」ってことが分かっているのに何もしないのは「悪」だ、と何かの話で聞いた。世界恐慌の中で苦しんだドイツ人は全てがヒトラーに傾倒した、何てことも無く、正義のために行動した人がちゃんといたんだ、って教えてくれる映画。たまにはこういう映画も見ようよ。いいじゃん。

ヒトラー暗殺、13分の誤算 [DVD]

ヒトラー暗殺、13分の誤算 [DVD]