*『少し大人になったと思う時』

 そう言われたらあなたは何をあげる?
metooなら回し飲みしたジュースに「間接キッス!」と喜んで騒いでいた時と、実際にキスを体験して、ガラス瓶の冷たさ・固さと実際の唇の柔らかさのギャップを知った時なんじゃないか、って思うんだけれど。どお? 1票いれてくんない?
 平井堅の歌だったか、「君が去ったベッド」の淋しさを歌ったのは。この切なさ(そして失う淋しさも)を知るのも大人になった証拠だって思うんだ。 誰だ、「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む」と歌ったのは。そしてこの歌の良さを言われても16歳のmetooには分からない(分かったら大したもんだよ)よー。悪いんだけど同棲したあたりで教えてくれないか(無理か!)。
 タバコの紫煙が、バイクで一人夜に街を去る時、上野駅から一人夜行列車に寝袋もって旅だった時、いろいろあるんだけれど。いやホントにあるんだけれど、人の温もりを感じたり失う時に、一歩歳を重ねたように感じたよ。
 そしてそういう歌に共感して、淋しい雨の夜に一人飲んでたりしてる時にそういう歌を聞いちゃったりすると、涙の1つも流しちゃうんだよ。人生って、難しいな。