ハ−ドカバ−の装丁が大層なものなので思わず手にとって、まぁ読んでみようかと。何しろ姫野玲子シリ−ズの作家だ、期待しよう。
しかし姫野は出てこない(いや、一瞬だけでてくる。次にいつ出てくるかと待ち続ければ最後まで出ない。これはカメオ出演か!?)。
オ−プニングこそ少女誘拐+エロ動画、そして連続殺人で(なんじゃこりゃ)と思うが、そこから沖縄基地開放問題へと政治ネタに入っていく。歌舞伎町セブンというのは、この人のシリ−ズものなのかな。続きが分からないや。きっとファンにはたまらないのだろう。そんな気がする。場所が新宿ゴ−ルデン街っちゅうのも、あの辺を知っていて行ったことある人なら感慨深いだろうなぁ、きっと。
警察物書かせたら天下一品の誉田哲也だが、本作はそれほど・・・。シリ−ズで読んで、さらに映像化されたなら面白い作品になっていそう。そんな感じの一作だ。このシリ−ズは姫野玲子が主人公の『硝子の太陽R』もあるらしい。読むのは・・・もう少し待って欲しい。
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: 単行本
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