*『桜が愛おしくなるのは』


 この歳になると桜が愛おしくなるのはなぜだろう、と先日先輩が言う。若い頃はそんなことは無かったけどなぁ、と。
 土曜は都立秋留台公園に行った。沢山の花見客がいて、ル−ビ−飲んでて羨ましかった。飲んだら運転して帰れねー(そこは「お〜いお茶」で)。でも小さい子ども達はジュ−スやコ−ラで本当に満足しているんだろうか? サクラなんか見て楽しいわけ無い。子どもってそんなもんだ。
 今年は桜が早かったので、土曜の強風で早くも桜吹雪が吹き始めていて切なくなる。我が家の北側に生えているハクモクレンも散り始める前の変色が始まっていて、もっと「キレイだね」と褒めてあげれば良かったよ。

 先週の火曜は自分のための送迎会。皆が優しく、そして盛り上げてくれて、珍しく0時を越えての帰宅(これをmetooは「日付変更線を越える」と言う)。深夜でも桜は誰にも見られなくても盛大に咲いていて嬉しかった。振り返れば誰もいなくて、4月からはまた違う職場かぁ、と寂しくなったよ。

人生振り返ると、たいてい不安はあるけど新しい出会いに胸ときめかす方が多かったけど、寂しいなぁって思うのってそんなに無くって。本当に得がたい友人・仲間に出会えるのって、そんなにないよね(って「フォレスト・ガンプ」でも言ってたよ)。