*『イップ・マン :完結』


弟子のブルースリーから航空券と招待状が来てシスコに出かける葉問は、自身肺がんで完治の見込み無し。わが子は反抗期で高校を退学。そこで息子をアメリカに留学さえようと父は考える・・・

 ブルースリーがシスコの空手大会に参加して名を上げる話は有名で、その試合後空手のデモンストレーションをするのも再現されていた。プレスリーと同じで、ブルースリー似た人多数いるみたいで、似せようとして親指で鼻をクイっとさせるシーン多すぎ(そんなにしょっちゅうやっていたのか?)。彼の格闘シーンも良いデキだったが、ヌンチャクって有名になってから日本人に教わったんじゃ無かったっけ? 相手のヌンチャクを奪い、たたきのめすんだが、もうマンガだよ。
 今回の叩きのめす敵は、「日本・英・アメリカの地上げ屋」に続き、「米軍海兵隊の差別主義者」。ちょっと政治臭がするのがアレなんだが格闘シーンは毎回満足。その後彼の葬式が出て70過ぎで死ぬとスーパーが出るんだけれど、え、70歳越えて米軍空手の達人の一等軍曹と戦ったの? どうみてもまだ40~50代。いろいろ細かい所が気になる映画なんだ、これが。
 だがそれらを補っても満足できる作品なのだ。あー、映画館の大きなスクリーンで観たかったよー!