*『マーベラス  THE PROTEGE』

 タイトルに惹かれ観てみると、「NIKITA/ニキータ」にでていたマギー・Qが主演。若い頃の高島礼子にしか見えないゾ、マギー・Q
 冒頭「なにこれ?」シーンから始まる。この冒頭の意味が分かるのは果たして1時間後か2時間後か? 助けにきた黒人はサミュエル・L・ジャクソン? 大物が出ていてビックリだ。暫くしてマギー・Qのアクション映画なんだと分かりはじめる頃、彼女が表稼業として経営する古書店マイケル・キートンが現れる。おぉー80年代バットマン! これはきっと敵の組織のヒットマン古書店と言っても1冊数千万円もする古書を扱っていたりと、とってもお洒落な世界。
 予想を裏切らずマイケル・キートンマギー・Qの決闘に物語は向かうのだが、「あなたはBad Manなの?」なんてセリフは、観客が「バットマン」知識ある前提。チョー意外だったのは、戦いの最中にアヤシイ雰囲気になって「殺る(やる)のか? ヤルのか?」ってセリフからベッドイン、って不思議な展開になったこと。だってマイケル・キートン70代だよ? 一体この映画の最終着地地点はどこになるのか?
 タイトル原題『PROTEGE』は「被後見人、被保護者」。内容に相応しいタイトルだった。タイトル邦題は何だか。もってきようによっては、もう少しヒットできたんじゃないかな?と思わせる作品だった。