*続『深夜特急』(沢木耕太郎)


  読み続けている(但し私の行く図書館に3巻が無く、奥深い「インド・ネパ-ル」がどうだったか分からない)。間もなく「5トルコ・ギリシャ」が終わる。この辺はすごく行きたい所だ。と言ってもパルテノン神殿が見たいとか(そりゃあ行けば見るだろうが)、カッパドキアが見たいとか(そりゃあ行けば見るだろうが)言うわけじゃない。アジアとヨ-ロッパの境目を見たい・歩きたい、だけなんだ。作者の沢木耕太郎が(貧乏旅行しているせいもあって)結構歩いているんだよね。しかも当時は(今もかも知れないが)食事もホテルも安い安い。学生時代に歩いてみたかったぞ。
 話は変わるが、1936年頃の中国共産党の長征って、結局なんなの? って話になったけれど、「遠征で行く抜く力のある者の選抜試験」って答には、正直目からウロコが落ちた。12500kmに及ぶ長征を歩ききる力、雨でも病気にならない頑強な肉体、そして死なない運の良さ。確かにここを生き抜いたものが後の中華人民共和国の礎を築く資質があったのかもしれない。
 こんな話になったのも、沢木耕太郎のような旅をしたい反面、きっと病気で行き倒れだろうな、自分の場合は。ってなるから。欧州でもサラなり、インドではなほ。歳を経れば分かるが、人ってそれぞれで頑強な人もいれば、病気がちな人もいる。人は違う。分かっているようで分かっていない。

 

深夜特急5?トルコ・ギリシャ・地中海? (新潮文庫)

深夜特急5?トルコ・ギリシャ・地中海? (新潮文庫)

 

 

*『岳人別冊『夏山 2019』発売!』


 膝が痛いくせに、夏山計画を練っている。鉄旅でも空旅でも計画しているときが楽しい(笑) 6/6恒例の夏山登山初心者向けが売りに出た。夏だね、アンアン夏の水着特集みたいで、まぁ「初夏の風物詩」だ(笑)
 騙されたと思って登山靴安いの買って、白馬なり唐松なりをトレッキングすれば、(これもありかも)くらいは思えるんじゃないか。そう自分がまさにそれだった(あと、苦しんで修行している自分に酔っている、とかあるかも(爆))。あぁあと5年若ければ裏銀座制覇するのに・・・ってならないように、なるべく早く歩いてみたいのだ。(無理だけれどそのまま親不知に降りてこられたなら、「もう死んでもいい!」とか叫んじゃいそうだよ!)
  年賀状は毎年、「1年間写真で振り返り」なんだけれど、このままだと何も無い1年になっちまいそうだ。

 

 

夏山2019 (2019年 07 月号 [雑誌]: 岳人 別冊)

夏山2019 (2019年 07 月号 [雑誌]: 岳人 別冊)

 

 

*『関ヶ原』を観た


岡田准一の主演映画「関ヶ原」特別映像が解禁 豪華キャスト紹介&メーキング


 司馬遼太郎の「関ヶ原」は面白い。特に判官贔屓metooには、負ければ賊軍そのものの、石田三成主役のこの作品は、大好きな作品の1つだ。
 小学中学程度の歴史しか勉強してないと、徳川家康=正義、石田三成=悪みたいな認識になっているが、この石田三成という人は本当に面白い。こういう世渡りベタが戦国時代にいたことも、そんな男が西軍10万の事実上総大将だったのだ。小説では、フィクションの人物「初芽」がいる。(本当にいたんじゃないの?)みたいに思わせるところが、国民的作家の作家たる所以だ。歴史的事実で固めに固めて、その実フィクションをチョコンと入れる。流石だ。
 映画ではこの初音に有村架純を配したところで、もう終わっている。有村架純をディスっている訳では無い。有村架純が出るって事は結構物語中、大事な人物扱いってことだ。秀吉が死ぬ前から関ヶ原後の処刑までを149分で描く・・・のだから、よほど上手く作らないと散漫な映画になるだろう。そこにラブスト-リィまで描くとなると・・・
 主役はNHK大河で黒田官兵衛を演じた岡田准一が、三成。NHK大河では小栗旬が演じたが、結構好演。岡田准一、う~ん少しイメ-ジが違うかなぁ。さて物語だが、詰め込みすぎで初心者には分かりづらい。(福島正則なんか、もっと野獣で良いと思うが) さりとて歴史好きには「ここが違う」「描写が甘い」「最後のドカ-ン・ドカ-ンって、あんなのあり?」
 これだと映画館に足を運ばないかなぁ。家康も、今までは時代劇慣れした役者が多かったが、役所広司だとこんなにも違和感あるのか、って感じだったなぁ。

 

関ヶ原 Blu-ray 通常版

関ヶ原 Blu-ray 通常版

 

 

 

 

*『ツキ、一定論を知っていますか?』


[日本百名山ひと筆書き]vol.22 槍ヶ岳

  ツキというのは一定で、あたかもダムのよう。放流してしまえば、何も残らない。そんな理論を聞いたことがある。それ故、一世一代の勝負の前に、¥500玉を投げ「表裏分かったらあげるね!」と(相手に当てさせ)ツキを奪うシ-ンをマンガでみたことがある。
 一方(ギャンブルに弱いとされる)女子が勝ち続けるシ-ンも何度かおめにかかったことがある。芸能人の女性はそもそもツキがありすぎからスタ-トしている。彼ら彼女らの持っているツキはハンパないよ。
 それは筋肉付きやすい人とそうで無い人にもいえることで、誰もが同じように筋肉が付くかと思えばそうでも無い。中高生でダンクシュートできる人、一生かかってもできない人がいるようなもんだよ。
  なんでこんな話してるかって言うと今膝が痛い。膝にも野球投手のように肩の寿命ってものがあるんだろうか?「肩は消耗品」だから。「膝は消耗品」だから。もう自分は一生分の膝を使ってしまったのだろうか? もう山はおろか、ビルの階段も登れないのか。駅の階段走って登りきりたいぞ。一方でNHK『グレ-トトラバ-ス3』を見ていると、田中陽希がいくら膝を使っても全然大丈夫なのだ。こういう不公平こそが人生なのだろうか。

 

 

*『4万km!』

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40000km



 ガキンチョの頃から、1万kmとかゾロメ(7777kmとか)を気にしているものの、ついつい見忘れてしまう(忘れたからと言って特に損することも無いが)。
 4万kmって言えば、どこぞの父親も「地球1周したなぁ!」と語っていたが(いやいや、決して地球1周はしていません!)、愛車君も頑張ったなぁと誇りに思うのである。チャリンコで、2万3万走った時も感慨深かったな。どこに行くにもチャリンコ乗っていったが、今はその勇気も膝も持っていないのだ。あ-、なんで大好きだったチャリンコ捨てちゃったかな(ユ-ラシア、という車名だったぞ。モリブデン鋼のフレ-ムが軽かった)。後悔しきり。
 雨降り出してきたときで、スマホで撮っている場合じゃなかったが、わざわざ撮りました(笑)

*『自衛官はどう観る? 空母いぶき』


映画『空母いぶき』《秋津艦長、新波副長 激突シーン》本編映像


 かわぐちかいじ原作初の実写化。CGの発達でもう何でも描ける。しかし中国が日本領土に侵略、住民を人質にするのは(映画化としていかがなものか?)なんて思っていたら、やはりの第三国(いったいどこ? 日米同盟があるのに侵略してこようというタコは?)。う~ん、アメリカなら作ったかな? やはり無理かな? 最近はスタ-・ウォ-ズでさえ、中国におもねっているようだし。
 日本が空母持つことが「できるのかよ!」と突っ込み入れながら新刊でるたび欠かさず購入しているわけだが、いつのまにかヘリ空母「かが」できているし、実際わけわからない。
 24日から公開しているのだが、そのCM予告で「西島秀俊佐々木蔵之介」が(W主役なのかな)自衛官の決意を語っているんだが、自分からみると、あまりに軍人らしくない(原作はかわぐちかいじなので、色男ながら目に強い意志、折れない闘志を感じるのだが)・・・。これって実際中国と対峙する可能性のある九州方面所属の自衛官、感想どうよ!? って言っても絶対カキコしてくれる分けないが(しかも身近に知り合いいないし)、本音を聞きたいものである。(雑談でいいんですよ。見終わった直後の飯屋や居酒屋で、「あの場面で、あれするか-!?」「俺たちプロはしないね」みたいな会話。
 映画館で観るには、さすがに・・・と、早くからケンを決め込んでいるmetooである。

*『真夏日が続く東京で』


 バイク好きには「雨」が大敵。でも5月にしては記録的な暑さを記録した東京では、たまの雨も悪くないかも・・・と走っていれば、けっこう本降りになって閉口したわ。
 雨で思い出す歌はいっぱいあるけど、
 「誰がつついたわけでもないが いつしか空が割れて あなたの髪を濡らして遊ぶ 空の子供たちさ」 この詩の出だしはいささか少女チックだが、悪くないと思う。(後半になるにつれ、ボキャが単純・ありきたりになるのが欠点なのだが)
 例年6月第一週が梅雨入り日。「空梅雨」でもいいよ・・・とバイク好きは思うのだが(昨夜は、街路灯に群がる蛾の乱舞に「夏」の訪れを感じたっけ。)