*大内宿経由で裏磐梯へ

大内宿

東北道(西那須野IC)から塩原(R400)を通り抜け、会津鉄道沿いにR121を北上。途中「大内宿」を見学。会津藩が日光・江戸へと向かう宿場町。現在の高速道や東北線・新幹線を利用しているとまったく気付かないが、この道の方が早く合理的なのだろう。さてその大内宿、最近やたらメディアに出ている。先日は長葱でそばを食べるお店を紹介していた。ここは電柱が1本も見えず、茅葺き屋根の家が並ぶ、以後心地の良い空間である。R121から大内宿までの道沿いのせせらぎは「ミニ奥入瀬」のようで、写真なら「奥入瀬行ってきた!」とうまくごま化せられるかも知れない(少し無理があるけど^^;)。
 会津が近づくと道が混む。市内通過の際には、右手に「?ケ城」が見える。上杉家の名城(戊辰戦争で解体、以後戦後再建)とは言え、見学する価値は十分だ。そして普通は、飯森山に登って(疲れてたらエスカーみたいのに乗って)頂上へ。まぁいわゆる白虎隊だ。自分的にはあまり感動しないのだが、とりま、左斜め前方の?ケ城を眺めて往時を偲ぶ。降りたところに「さざえ堂」がある。

 1796年建立の高さ16.5メートル、六角三層のお堂で、独特な2重らせんのスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという大変合理的。登っているといつの間にか降りている。まぁ話の種に行ってみなされ。
 この辺は走り屋にはどんなもんか?(でも走り屋も折角日本中走っているんだから名所見たり名物たべよう!!) で、市内を抜け、裏磐梯高原にバイク走らせる。磐梯山ゴールドラインはそこそこワインディングがあり登り切ると、五色沼や檜原湖、猪苗代温泉湯元のホテルリステル猪苗代が突然出てきたりで、バブル期を思い起こします。五色沼だとか三方五湖とか、走っていて次々と涼やかな湖畔が出てくるのは走っていて嬉しい。そして五色沼が良いのは高原だから涼しいこと! 檜原湖の湖岸は適度なワインディングで爽快。はぁーずっとここにいたいわー。

 でも冬は雪で大変らしい。一度「猫魔スキー場」に冬行ったけれど、やはり中央・関越沿いからすると、遠いなぁ。バイクなら近いのに。このまま北上すればすぐに山形との県境。飯豊山地の脇をすり抜けるとそこは米沢だよ。関ヶ原後に上杉家が会津から米沢に転封させられているけど、旧道でそのまま北上させられたんだね。この日は泊まって翌日猪苗代湖(東岸)、R294を走りました。快走です。はトリコにちょっと寄り、白河ICに載らず横断してR294で行けるトコまで行く。この道は信号少なく車も少なくサイコー! この道のもう1本東側に「白河の関」跡があります。ここも見ていいかも。
 結局矢板ICから帰京。楽しい二日間でした!