*「J・エドガー」クリント・イーストウッド監督

J・エドガー Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

J・エドガー Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

クリント・イーストウッド監督作品は当たりが多い。主演は珍しくスコセッシ作品から離れたレオナルド・ディカプリオナオミ・ワッツがフーバーの秘書役。キャストは豪華。
FBIを作り、8代の大統領に仕えた(大統領が最も恐れた男)として有名・・・なのだが、「J・エドガー」でアメリカ人ならいざ知らず、日本人でどれだけピンと来て、(うわぁ、こりゃあマストウォッチだなぁ!)って思うのだろう? もう少し内容が分かる邦題にしてあげないと、偉大なクリント・イーストウッド監督が泣くような集客だろう。
結婚しない、必ず副局長と食事を共にする・・・・インテリな方やジェンダーな方、および「おすぎとピーコ」なら、「あの2人は、絶対ゲイなのよ、間違いないわよ!」とか、彼の取った変わった行動の全てをそのせいにしちゃうんだろうけど、あー絶対そんなのヤダよー。全部そっちに持って行かないでよー!
と、思うんだけれど、男同士の嫉妬あり、キスあり(そりゃあ腐女子が好むような若い美男子同士ならいざ知らず)で、ガッカリだす(笑)
ジョニデが「デリンジャー」役で映画に出た際に、彼を逮捕するためにFBIができたとか聞いていたが、その辺の歴史がこれを見ると分かる。さらにその前に有名な「リンドバーグの息子の誘拐殺害事件」(これも有名な「オリエント急行殺人事件」で、輪郭だけは分かるのだけれど)の顛末(それが本当の真実だかどうかは置いといて)も分かるので、アメリカの過去を知るには良いのだろう。
イーストウッドらしい重厚な作品にできあがっている。こういうことに興味のある人には楽しめる映画だ。