ブルース・リーのファンしか観ないだろ−(あるいはファンだからこそ、別人が演じている映画は逆に観ないかもしれない)、そんな映画を、前回「イップ・マン」を観た(それもなかなか見応えがあった)せいもあり鑑賞したんだが。
リーの誕生からアメリカ渡航までが物語。リー演じるは、アーリフ・リー。とても歌手とは思えない動き・・・よりも、リーの些細な口元の動きは(リーのことを知っているほど)巧い!と唸らざるを得ない。
一方数少ないアクションシーンは、英国人の高校生、3年連続ボクシング香港チャンピオンとの戦い(と、その後のケンカ・ファイト)。その後のケンカ・ファイトは、「ドラゴンへの道」をパクッたのかオマージュなのか知らないけれど、これまた賛否別れるところだ。そもそも音楽が「ドラゴンへの道」だ。そしてあの猫が見つめるシーン・・・。まぁこういう遊び心があってもいいんじゃないか。
通り一遍の知識では知らなかったこと(リーの名前の由来、香港では仲間や家族からサイフォンとよばれていたこととか)は、良かったよ。リーが1940年生まれ、日本軍が香港進駐などもでてきたしね。
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