*素晴らしかった『ボヘミアン・ラプソディ』


 10月11月と観る映画が無かった。折角の休日だから映画でも・・・と思い、むりやり『ボヘミアン・ラプソディ』か『ソフィーの選択』で悩んだ。 背中を押したのは、同僚の「明日、ボヘミアン・ラプソディ観るわ!」と、週末夕刊の映画評、である。多少の情報を得ただけなので、ほぼ現存するフィルムを適当に差し込んでくる半ドキュメンタリー映画なのかと思っていたら、全然(良い意味で)裏切られて、泣けるような出来映えだった。☆は4個半。
 クィーンは好きだが、アルバムはベスト盤しか持っていない。そんな自分のベストオブクィーンは、やはり『ボヘミアン・ラプソディ』。約6分に及ぶ名曲にまつわるエピソ-ド(3分以上の曲はラジオで流れない、他)など興味深く観られた。EMI幹部も見る目が無いな。まぁ確かに「ボヘミアン・ラプソディ」や、ビートルズの「ヘイ・ジュード」などはラジオでは後半カットされていたなぁ、とシミジミ。
 フレディが女性と結婚していたとも、ゾロアスター教だとも知らず。だから奥さんに「俺はバイセクシャルなんだ」と告白するも、奥様から「あなたはゲイよ」と言い返される場面も良かったなぁ。ライブ・エイド・フォー・アフリカのライブシ-ンも、この映画のためにリメイクしたんだろうが、すごいな。当時のフィルムを使っているかのようだ。映画館で観て良かったよ。もっと若い人に観てもらいたい作品だった。