*『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』

 映画が好きだから、観る機会を楽しみにしていた。内容は2010年からの約10年間で映画を取り巻く環境や表現方法が、どう変化したか(どう技術革新したか)を、111本の映画から実例を示す。
 どれだけ観た映画が出てくるのか、観た映画の評価は? どの点が優れているのか? など楽しみにしていた。冒頭は「ジョーカー」「アナ雪」。これは楽しめそうだ、と思っていたらその後は知らない映画ばかりだ。特にドキュメンタリーになると北欧やイスラム圏作品で、よく分からない。たまーに、「万引き家族」が出てきたり、画面の切取り方が名作「麦秋」と似通っている、と言われても、日本の家はどれもまぁ似たようなもんだ。ちょっと期待が大きすぎたなぁ。しかも長い映画である。念のため。