*『耳をすませば』実写版

 宮崎駿作品をずっと昔に観て、現代に実写版ができる。なんかこそばゆい。ピュアな初恋映画、ピュアじゃ無い人が観ても良いのだろうか・・・?
 先日難解な『エブエブ』を観て、頭の中に「?」だらけだった私には、こういうわかりやすい映画の方が良いのかもしれない。だがしかし、雫ちゃんがイタリアに来るぞ!っていう時に、イタリア娘のハグを受けるなど、聖司君隙がありすぎ。それだけでショックを受けてどっかに走り出しちゃうなど、この映画のメインターゲットはティーンなの???(知らない異国の街を、むやみに走り出すのは危険です!)
 キスシーンも一個も無く、戦前の映画か、昭和のNHKドラマのようである。たまにはこういう映画で、魂を洗われるのは良いことだろう、きっと。雫ちゃんが、両手を広げて「翼をください」を歌うシーンは、正直恥ずかしかった。自分はそんな恋はしてこなかったな(なぜかマジで考えてみた)。
 初めての恋で、初めてのデートで、暗い映画館で、(手握っていいのかなぁ?)なんて考えながら、観てみるとよろしいアルよ。